豆知識

ボッチャとペタンクの違い。ルールやボール、由来など。

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簡単に説明すればボッチャとペタンクの違いは

「鉄球がペタンク、革製(合皮)がボッチャ」です。

 

ボッチャとペタンクの違いをボール、ルール、競技場、歴史などから説明していきます。

 

ボッチャとペタンクのボールの違い

ペタンクの方が歴史が深いのでペタンクから説明しますね。

ペタンクのボールは鉄で出来ています。鉄球です。

photo by Josué Goge

ご覧ようにボールが鉄で出来ています。重さは650g~800gで大きさは8㎝ほどです。

 

ペタンクは目標球があります。ビュットという名前ですがボッチャと比べて小さいです。

画像で言えば黄色い球ですが、見づらいですね。大きいのをご覧ください。

photo bt Jycé

黄緑色のボールがビュットです。ペタンクはこのビュットめがけて投げます。

 

ただ鉄球だと重くて落としたら怪我をしてしまいます。

ボッチャは障害ある人向けのスポーツと話しました。特に重い身体障害ある人を想定しています。

 

ボールにそれがあらわれています。

「持ちやすいように」「落としても怪我がないように」と考えられています。

↑これがボッチャのボールです。人工皮革の柔らかいボールです。

重さは280g前後。大きさは約9cmです。

弾力があるので持ちやすく、落として足にぶつかったとしても怪我はしません。

 

ペタンクは目標球(ビュット)とボールに大きさの違いがありましたが、ボッチャに違いはありません。

ボッチャの目標球は白のジャックボールと言いますが、大きさは同じです。

 

ボールの値段はかなり違う

私は10年近くボッチャの役員やって、自分で団体運営して、普及のため活動していて痛感していることがあります、

 

ボッチャのボールは非常に高価です。

 

マイナースポーツゆえの哀しさですが、ボールは最安値でも3万円台から。競技用に使えるのは6~7万円です。

パラリンピックに出る選手であれば10万円のボールを使っていたりします。それも毎年ボールを買い替える選手もいます。

 

また販売されているのはネット通販か取り寄せ、もしくは日本ボッチャ協会からの購入と非常に入手困難。

街中にあるスポーツ用品店で売ってることはまずないです。また店員さんも存在すら知りません。

 

かたやペタンクは2万円台から買えます。スポーツ用品店でも買えます。

もちろんペタンクも極めていくと高級ボールにはなりますが、メジャーなペタンクは恵まれているな、と感じています。

 

競技場の違い

ペタンクは鉄球なので室内では出来ません。屋外競技です。

photo by Simon King

こんな感じで公園でも出来ます。私は京都の公園でやりました。ビーチでやる人もいるようですよ。

photo by Club Francais de Sacramento

大会となると公園ではなく競技場になります。

photo by mustapha ennaimi

海外ではペタンクはアメリカのストリートバスケのような存在で「おい、いっちょペタンクでもやろうぜ」というノリでやるスポーツだそうです。

日本で言えば・・球技ではないですけど囲碁や将棋の感覚かな。

 

ボッチャは屋内です。障害ある人、特に車椅子に乗る人を対象としているので自然と室内になります。

photo by Pedro Bártolo

photo by diamond geezer

このようにボッチャは屋内競技です。

体育館競技ですね。外でも出来ないことはないですが、ボールは傷んでしまいます。

 

ルールの違い

ルールはボッチャとペタンクは非常に似ています。

目標級(ビュットやジャックボール)に近づける、というものです。

 

全球投げ終えて目標級に近い方が勝ちです。相手よりも沢山ボールを近づけられるとより高得点となります。

 

ただボッチャは障害ある人を対象としているので投げ方は非常に自由です。

手、足、補助具を使っても構いません。日本でも足で蹴ってプレーされる人もいますし、ランプという補助具を使う人もいます。

ランプとはこういうものです。

photo by Farrukh

ランプとよばれる傾斜台を使うことによってボールを転がします。

 

ボッチャの由来やペタンクの歴史

ペタンクもボッチャもヨーロッパ生まれのスポーツです。

国でいえばペタンクはフランス、ボッチャはイタリアです。

 

ちなみにイギリスにはローンボーリングというペタンクに似た競技があります。

またイタリアでは「ボッチェ」という名前の似たスポーツがあります。ボッチェを障害者向けにしたのがボッチャ、ですね。

 

ヨーロッパではペタンクやボッチャ、ローンボーリングなどのボールを投げ合う球技が盛んなのです。

ヨーロッパの教訓で「ボール投げに興じている暇があったら弓矢の訓練をしろ」という言葉があるのだとか。

昔は賭け事の対象ともなっていたそうですよ。

 

ボッチャのボールもヨーロッパ製が多く、質も高いものがあります。

最近ではアジアも追いついてきて韓国製のボールが人気だったりもします。

 

競技レベルでは2016年のリオパラリンピックでボッチャの日本代表が銀メダルでした。

優勝はタイです。アジア勢が頑張っております。

 

ちなみにペタンクはオリンピック種目ではありません。

ボッチャの方がマイナースポーツですが、ここはボッチャが勝ってますね。

 

私はボッチャとペタンク、両方やりましたが、競技の楽しさは共通したものです。

普段大人しい重度の障害ある人がボッチャになると激怒したり、負けて泣いたりしています。

 

あるボッチャ団体の運営者さんは「障害ある人は勝負の世界に飢えているんですよ。だからボッチャにハマるんだと思います」と言っていました。私も同感です。

 

おそらくヨーロッパの人が「障害ある人向けのペタンクつくろう」と思って出来たのがボッチャなのでしょう。

そんなことを想像すると「ボッチャ考えた人って優しいんだろうな」と感じる次第です。

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